チュートリアル 2026年6月3日 · 約12分

Clash Verge Rev の使い方:サブスクリプション追加とノード切り替え手順

Clash Verge Rev は、現代のプロキシ管理において最も洗練された GUI クライアントの一つです。本ガイドでは、サブスクリプションの導入から、最適なノードの選択、そして快適なブラウジングのための基本設定まで、ステップバイステップで詳しく解説します。

はじめに:なぜ Clash Verge Rev なのか?

従来の Clash for Windows (CFW) が開発停止となった後、コミュニティによって生み出された Clash Verge Rev は、その正統な後継者として急速に普及しました。Rust 言語と Tauri フレームワークを採用したことで、メモリ消費量を劇的に抑えつつ、直感的でモダンなユーザーインターフェースを提供しています。

また、最新の Mihomo (Clash.Meta) カーネルを標準搭載しており、VLESS、Hysteria2、TUIC などの最新プロトコルを標準でサポートしている点も大きな魅力です。この記事を読み終える頃には、あなたも Clash Verge Rev を完璧に使いこなせるようになっているはずです。

準備するもの:開始前のチェックリスト

操作前の確認事項

  • 最新版のインストール:公式サイトまたは GitHub から、自分の OS(Windows, macOS, Linux)に合ったインストーラーをダウンロードし、インストールを完了させておいてください。
  • サブスクリプション URL:プロキシプロバイダから提供される、https:// で始まる Clash 用のリンクを用意してください。
  • インターネット環境:初期設定のプロファイルダウンロード時には、安定したインターネット接続が必要です。

ステップ 1:サブスクリプションのインポート

Clash Verge Rev を起動したら、まずは自分のプロキシ情報をアプリに読み込ませる必要があります。このプロセスを「インポート」と呼びます。

  1. 左側のサイドバーから 「Profiles(プロファイル)」 セクションをクリックします。
  2. 上部にある入力欄(URL と書かれた場所)に、用意したサブスクリプション URL を貼り付けます。
  3. 右側にある 「Import(インポート)」 ボタンをクリックします。
  4. ダウンロードが成功すると、リストに新しいカードが表示されます。そのカードをクリックして、青い枠線が表示された状態(アクティブ状態)にします。

ヒント:ダウンロードに失敗する場合

URL の前後に余計なスペースが入っていないか確認してください。また、プロバイダ側が Clash 形式以外のリンクを提供している場合は、サブスクリプションコンバータを使用する必要があるかもしれません。

ステップ 2:プロキシノードの選択と切り替え

プロファイルが正常に読み込まれたら、次は実際に使用するサーバー(ノード)を選びます。

  • サイドバーの 「Proxies(プロキシ)」 をクリックします。
  • 上部に表示される 「Rule(ルール)」 モードが選択されていることを確認してください。
  • 各グループ(例:Proxy, Global, YouTube など)を展開し、使用したいノードをクリックします。通常は「自動選択(Auto Select)」や「最速ノード」を選ぶのが無難ですが、特定の国に固定したい場合は手動で選びます。
  • 右上の 「雷マーク(遅延テスト)」 をクリックすると、各ノードの応答速度(ms)がリアルタイムで表示され、どのノードが速いか一目で分かります。

ステップ 3:システムプロキシの有効化

ノードを選んだだけでは、ブラウザの通信はまだ Clash を通りません。最後に「システムプロキシ」をオンにする必要があります。

  1. サイドバーの 「Settings(設定)」 をクリックします。
  2. 「System Proxy(システムプロキシ)」 のスイッチを ON に切り替えます。
  3. Windows の場合、タスクバーの通知領域に Clash のアイコンが表示され、接続が確立されたことが確認できます。

注意:他の VPN との競合

他の VPN アプリやプロキシツールが同時に動作していると、通信が衝突してインターネットに繋がらなくなることがあります。Clash を使う際は、他のツールは終了させておきましょう。

応用設定:より快適に使うために

基本設定が終わったら、さらに利便性を高めるための設定をいくつか紹介します。

TUN モードの活用

システムプロキシだけでは、一部のゲームや特定のアプリの通信がプロキシを通らないことがあります。そのような場合は 「TUN Mode」 を有効にしてください。これにより、仮想ネットワークカードが作成され、すべてのトラフィックを強制的に Clash 経由にすることができます。

# 設定画面で以下を確認
Settings -> TUN Mode -> Status: Enabled
# ※管理者権限が必要です。

スタートアップ設定

PC を起動するたびに手動で Clash を開くのは面倒です。「Start with Windows(または macOS)」 をオンにしておけば、バックグラウンドで自動的に起動し、常に安全な通信が確保されます。

よくある質問

ノードリストが空で何も表示されません。

サブスクリプションのダウンロードが正常に完了していない可能性が高いです。「Profiles」画面に戻り、カードの右下にある 更新ボタン(円形の矢印) をクリックして再試行してください。

特定のサイトだけプロキシを通したくないのですが。

「Settings」内にある 「Bypass List(バイパスリスト)」 に、そのサイトのドメイン(例:example.com)を追記してください。これにより、そのサイトへの通信は常に直接接続(DIRECT)になります。

さらなる知識を深めたい方は、以下の記事も参考にしてください: 《Clash 初心者向け完全ガイド》、 《接続されているのにネットが繋がらない時の対処法

まとめ

  1. サブスクリプション URL を Profiles にインポートして有効化する。
  2. Proxies 画面で遅延テストを行い、最適なノードを選択する。
  3. Settings で System Proxy を ON にして通信を開始する。

Clash Verge Rev は非常に強力なツールですが、その真価を発揮させるには適切な設定が不可欠です。もし、現在使用しているツールが設定の複雑さや動作の不安定さに悩まされているなら、Clash の洗練されたエコシステムへの移行を強くお勧めします。

多くの古いプロキシツールは、最新のプロトコルに対応していなかったり、暗号化の脆弱性が放置されていたりすることがあります。Clash は世界中の開発者によって常にアップデートされており、安全性と速度の両立において他の追随を許しません。 Clashを無料でダウンロードして、今すぐ次世代のインターネット体験を始めてください。

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