Clash Verge RevをWindows 10に導入する方法|初心者向け設定手順
無料ノードは手軽ですが、速度低下や通信量制限、運営元が不明なリスクがあります。有料サービスを含めた比較基準、試用時のチェック項目、契約後にClashへ購読リンクを追加する方法をまとめました。
Clash Verge Revとは?Windows 10で使う前に知っておきたいこと
Clash Verge Revは、Windows上でClash系のプロキシ設定を管理するためのデスクトップクライアントです。サブスクリプションURLから設定ファイルを読み込み、複数のプロキシノードを一覧で確認したり、通信ごとのルールを選択したりできます。設定ファイルを毎回手作業で編集しなくても、プロファイルの更新、ノードの切り替え、システムプロキシの有効化を画面から操作できるため、初めてClashを使う人にも向いています。
Windows 10でClash Verge Revを利用すると、ブラウザや対応アプリの通信を、直接接続またはプロキシ経由に振り分けられます。たとえば、国内サービスはDIRECTで接続し、海外サービスはプロキシへ送るという使い方です。すべての通信を一つの出口へ固定するGlobalモードに比べて、通常のWeb閲覧では速度と使いやすさのバランスを取りやすいでしょう。
ただし、Clash Verge Rev自体にプロキシサーバーやノードが含まれているわけではありません。利用には、プロバイダーから発行されたClash対応のサブスクリプションリンクが必要です。リンクを持っていない場合は、先に契約中のサービスの管理画面で「Clash用」「サブスクリプション」「設定ファイル」などの項目を確認してください。
インストール前に確認するもの
次の項目を先に確認すると、途中で止まりにくくなります。
- Windows 10のエディションとビット数:通常のパソコンでは64ビット版が一般的です。「設定」→「システム」→「バージョン情報」でシステムの種類を確認してください。
- Clash Verge Revのインストーラー:配布元を確認し、Windows向けのインストーラーまたはポータブル版を選びます。出所が不明な実行ファイルは使用しないでください。
- サブスクリプションURL:URL全体をコピーできる状態にします。途中で改行したり、末尾の文字列を削ったりすると読み込みに失敗します。
- 安定したインターネット接続:最初のプロファイル取得ではプロバイダーのサーバーへ接続します。Wi-Fiが不安定な場合は、可能なら有線接続で試してください。
- 既存のVPNやプロキシの状態:別のVPNアプリや古いプロキシクライアントが動作していると、ポートやルートが競合することがあります。
Windows DefenderやSmartScreenが初回起動を確認する場合があります。ファイルの入手先と電子署名、公開元を確認したうえで、信頼できる配布元から取得したものだけを実行してください。セキュリティ警告を無条件に解除するのではなく、ファイル名とダウンロード元が正しいかを先に確認することが大切です。
また、インストール前に現在使っているプロキシ設定をメモしておくと安心です。Windowsの「設定」→「ネットワークとインターネット」→「プロキシ」で、手動プロキシが設定されている場合は、Clash Verge Revの動作確認後に不要な設定を整理できます。
ステップ1:Clash Verge Revをダウンロードしてインストールする
まず、Windows 10に対応したClash Verge Revの配布ページを開き、最新版のインストーラーをダウンロードします。ファイル形式は環境によって異なりますが、一般的には.exe形式のセットアップファイルを使用します。インストール先を変更する必要がなければ、標準の保存場所を選んで問題ありません。
- ダウンロードしたインストーラーを右クリックし、ファイル名と公開元を確認します。
- セットアップを起動し、Windowsのユーザーアカウント制御が表示されたら内容を確認して許可します。
- 使用許諾を確認し、インストール先を指定します。
- インストールが終わったらClash Verge Revを起動します。
- タスクトレイにClashのアイコンが表示されることを確認します。
ポータブル版を使う場合は、ZIPファイルを展開したフォルダーから実行ファイルを起動します。USBメモリや一時フォルダーに置くよりも、アクセス権が安定した専用フォルダーに保存するほうが管理しやすいでしょう。設定ファイルの保存場所を後から移動すると、プロファイルの参照先が変わる場合があるため、最初から固定した場所に置くことをおすすめします。
ヒント:起動してもウィンドウが見えない場合は、タスクバー右側の通知領域を確認してください。Clash Verge Revがタスクトレイに常駐し、アイコンをクリックするとメニューが開く設定になっていることがあります。
ステップ2:サブスクリプションを追加してプロファイルを読み込む
初回起動後は、プロファイルまたはProfilesと表示されている画面を開きます。Clash Verge Revのバージョンによってボタン名や配置が少し違う場合がありますが、URLを入力して設定を取得するという流れは共通しています。
- プロバイダーの管理画面でClash用サブスクリプションURLをコピーします。
- Clash Verge Revのプロファイル画面でURL入力欄を選択します。
- コピーしたURLを貼り付け、名前を付けて追加します。
- ダウンロードまたは更新ボタンを押し、設定ファイルの取得を待ちます。
- 取得したプロファイルを選択し、現在使用する設定として有効化します。
サブスクリプションが正常に読み込まれると、プロファイル名、更新日時、利用可能なノードやプロキシグループが表示されます。ノードが一つも表示されない場合は、URLの種類がClash向けではない可能性があります。SSやVLESSなどの単一ノードURLを貼り付けても、プロファイルとして認識されないことがあるため、プロバイダーの画面でClash用リンクを選び直してください。
# URLの例。実際のトークンは他人に共有しない
https://example.com/subscription?token=your-private-token
プロファイルの更新に失敗する場合は、まずブラウザでプロバイダーのURLへ接続できるか確認します。ブラウザでも接続できないなら、回線、DNS、URLの期限切れ、契約容量の超過などを疑います。ブラウザでは開けるのにClash Verge Revだけ失敗する場合は、URL末尾の空白、証明書エラー、アプリの通信を遮るセキュリティソフトを確認してください。
注意:サブスクリプションURLには個人用の認証トークンが含まれることがあります。スクリーンショットや問い合わせ文にURL全体を貼らないでください。漏えいした場合は、プロバイダーの管理画面からリンクを再発行してください。
ステップ3:モード、ノード、Windowsのプロキシを設定する
プロファイルを有効化したら、次にプロキシ画面を開いて使用するノードを選択します。複数のノードがある場合、最初から最速のものを決め打ちする必要はありません。遅延テストや接続テストを実行し、応答が安定しているノードを選ぶと、実際の閲覧で切断が起きにくくなります。
| モード | 特徴 | 初心者の使い分け |
|---|---|---|
| Rule | 設定されたルールに従い、接続先を自動的に振り分ける | 通常利用では最初に試すモード |
| Global | ほぼすべての対象通信を選択したプロキシへ送る | ルールの問題を切り分けるときに一時使用 |
| Direct | プロキシを使わず、通常の回線へ直接接続する | Clashを経由しない状態との比較に使用 |
次に設定画面でシステムプロキシを有効にします。WindowsのシステムプロキシをClash Verge Revが管理する状態になると、対応するブラウザやアプリは設定されたHTTPまたは混合ポートへ通信を送るようになります。システムプロキシをオンにしても通信が変わらない場合は、ブラウザ独自のプロキシ設定、拡張機能、別のVPNアプリが優先されていないかを確認してください。
TUNモードを使う場合は、システムプロキシだけでは捕捉できないアプリの通信も対象にできます。ただし、仮想ネットワークアダプターや管理者権限が必要になることがあり、他のVPN、企業用セキュリティソフト、ゲームのネットワーク保護機能と競合する場合があります。最初はシステムプロキシだけで動作を確認し、必要性があるときにTUNを追加するほうが原因を切り分けやすいでしょう。
初回設定のおすすめ順序
- プロファイルを有効化する。
- Proxy画面で応答の安定したノードを選ぶ。
- モードを
Ruleにする。 - システムプロキシをオンにする。
- ブラウザを再起動して通信を確認する。
ステップ4:通信を確認し、問題を切り分ける
設定が終わったら、いきなり複数のアプリを試すのではなく、段階的に確認します。まずClash Verge Revのログ画面を開いた状態でブラウザを起動し、Webページを一つ読み込みます。ログにドメイン名、使用されたルール、選択されたプロキシグループが表示されれば、ブラウザの通信がClashに到達していると判断できます。
- ログに何も表示されない:システムプロキシが無効、ブラウザが独自設定を使用、または別のVPNが優先されている可能性があります。
- ログは出るが接続できない:選択したノード、プロバイダー側の障害、TLSやDNSの問題を確認します。
- 一部のサイトだけ失敗する:Ruleの振り分けやDNS設定、サイト側の地域制限を確認します。
- 全体的に遅い:別のノードへ変更し、同じ時間帯に複数ノードの遅延を比較します。
Windows 10の「プロキシ」画面に古い手動設定が残っている場合、Clashを終了した後も通信がそのポートへ送られてしまうことがあります。Clash Verge Revを終了して通常接続に戻るかを確認し、終了後もページが開けないなら、Windows側の手動プロキシを無効にしてから再度テストしてください。
DNS関連の問題では、ドメイン名だけが解決できない、接続先が頻繁に変わる、特定のサイトでタイムアウトする、といった症状が出ます。設定ファイルのDNS項目を変更する場合は、元のプロファイルを保存してから一つずつ試してください。複数の設定を同時に変更すると、どの項目が原因だったのか分からなくなります。
確認のコツ:同じサイトをRule、Global、Directの順で試してください。Globalだけ成功する場合はルールやDNSの振り分け、どのモードでも失敗する場合はノードや回線側に原因がある可能性が高くなります。
よくある質問
Windows 10の古いパソコンでも使えますか?
対応するClash Verge RevのバージョンとWindowsの更新状態によります。64ビット版Windows 10を前提とする配布物が多いため、32ビット環境や長期間更新していない環境では、必要なランタイムやドライバーが不足することがあります。インストール前にシステムの種類とWindows Updateの状態を確認してください。
サブスクリプションを追加したのにノードが表示されません
Clash用ではないURLを使っている、リンクが期限切れになっている、契約容量を超えている、またはプロファイルの取得途中で通信が切れた可能性があります。URLをプロバイダーの管理画面から再コピーし、更新日時とエラーログを確認してください。
システムプロキシをオンにしてもブラウザが変わりません
ブラウザが独自のプロキシ設定や安全なDNS機能を使っている場合があります。まずブラウザを完全に再起動し、拡張機能や別のVPNを一時的に停止して比較してください。また、Clash Verge Revのログにアクセス記録が出ているかを確認すると、ブラウザの通信がClashへ届いているか判断できます。
TUNモードは最初から有効にすべきですか?
必須ではありません。Webブラウザだけを使うなら、システムプロキシで十分なことがあります。システムプロキシに対応しないアプリやゲームも対象にしたい場合にTUNを検討してください。導入時は管理者権限、仮想アダプター、他のVPNとの競合に注意し、問題が出たら一度オフに戻して原因を切り分けます。
Windows向けの一部のプロキシクライアントは、設定項目が分散していたり、プロファイルの更新とシステムプロキシの切り替えが別画面になっていたりするため、初心者には現在の状態が分かりにくいことがあります。更新が止まったクライアントでは、新しいプロトコルやWindows環境との互換性でつまずく場合もあります。
Clash Verge Revなら、プロファイル、ノード、ルール、ログ、システムプロキシを一つの画面の流れで確認でき、設定を段階的に見直せます。今回の手順を参考に、Windows 10で安全に動作を確認しながら使い始めたい方は、Clashを試してみてください。Clashを無料でダウンロード